私的セミリタイアへの道

セミリタイアへの道

はじめまして。読書(BL本含む)大好き、なおかつ資産形成大好き40代オタク女ふたばです。
2020年末からお金の勉強を始めて、生活費・保険・貯金を見直し、資産運用を始めました。

その際に参考にした書籍は、こちら「お金の勉強のおすすめ本(初心者)」です。

自由になる時間を増やしたくて、遅くても5年以内にセミリタイアを目指しています。

始めてみたら意外と楽しかった資産形成と家計管理。
今までなんとなく「難しそうだから」と避けていた数年前の自分へ向けて、また、同じように将来のお金に危機感を覚えつつも「難しそうだから」と行動できていない人に届くといいな、と、自分がしてきた過程をまとめようと思います。

オタク女、気付く

高校・専門・会社員にわたり、オタク活動・読書・映画鑑賞・国内海外旅行と友人と遊び回っていました。新入社員の頃から今まで、1ヶ月の生活費を変えなかったので昇給・転職を繰り返す中、貯金はもともと習慣づいて出来ている方でした。

私の貯金方法は、

  • 給料の端数貯金
  • 遊興費も含めて1週間1万円計算で生活(現金4万円引き出して残りは郵便局へ)
  • 1ヶ月終わった時点で残っている金額を貯金
  • ボーナスは半分貯金(あとは使っていいことにする)

です。幸いだったのは、

・入職時に寮に入れたこと(家賃光熱費が安い
・田舎だったので娯楽がカラオケや市民プールくらいだったこと(出費が少ない
・寮の仲間と食事したりお喋りで最高に楽しい時間を過ごしていたこと(ほぼ0円で毎日楽しい

の理由で、無駄な出費が少なくて済んだことが大きかったです。

就職5・6年目くらいで職業病を悪化させて手術となり、約2年の治療の末、仕事復帰はしましたが以前と同じようには動けなくなりました。

そうすると人間、欲が出てきて、元気なうちに

仕事は好きなので続けたい
旅行も行きたい
本も読んでいたい
スポーツもしたい
美味しいものを食べ歩きたい
オタ活もしたい(オタクですから!)

ずっと続けていたい事がずらずらと(笑)。限りある人生ですからね!!

しかし

  • 今の職場は拘束時間が長い(8時半〜19時)
  • 月〜土まで仕事をしている(水・土は半日)
  • 退職金がない
  • あまり頑張りすぎると持病が悪化する

という現状に気づいてしまいました。そしてこの環境を打破するため、お金の勉強をした結果、

「この仕事(肉体労働)を週半分働き、細く長く継続する」
「時間が出来るぶん好きなことに時間を使うことが出来る」

という「セミリタイア」を目標にすることにしました。

オタク女、目的別口座を決める

セミリタイアという目標の次は、自分の資産運用の目的別口座を決めようと思いました。

もともと父に勧められてマネックス証券の口座は開設していたので、新たに楽天証券口座を作り、

・老後資金を育てる→楽天証券
・セミリタイアのための生活資金を育てる→マネックス証券
・今を生きるための生活費・貯金→現金(銀行①)
・生活防衛資金→現金(銀行②)

と、用途別に使い分けることにしました。そうすることで、

・将来のためのお金を育てる口座
・セミリタイアしたときに生活費を取り崩す口座
・今をしっかりと楽しめる資金を蓄える口座
・何かあった時のための緊急事態口座

以上のように、貯蓄目的を区分け・明確化することが出来ました。給料から毎月割り振るだけなので、簡単に管理ができます。

オタク女、生活防衛資金を確保する

使い分ける口座が決まったので、次は1か月の支出(固定費・遊興費・食費など)の把握をします。

これによって生活防衛資金が決まります。

支出を見直すことで、何に余計に払い過ぎていたのか分かります。そして、同時に貯金・運用に回せそうなお金が浮かび上がります。

生活防衛資金とは、もし急に収入が無くなっても生活できるお金のことです。調べていくと、これを決める計算法は人によって色々でした。

1ヶ月の生活費の6ヶ月分〜2年
または
年齢%:投資%=現金:投資金額(年取るにつれて現金を多く持つスタイル)
または
年収×年齢%

などなど。私は現実的に、生活費6ヶ月分〜2年分案を採用しました。

これに関しては、年齢、家族の有無(リスク許容度)などが関係するので自分に合った決め方をすれば良いと思います。

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オタク女、使用銀行の状況を把握する

資産運用の目的
目的別口座決め
生活防衛資金の金額

を決めたところで、次に現在の銀行口座の整頓をしました。

・毎月、何がどの口座からいくら引き落とされているか→家賃、光熱費、遊興費、保険、クレカ払い、通信費など、払いすぎている・お金をかけすぎている所が明確になる。

・入金残高はいくらか→現時点の貯金額を知る。生活防衛資金に足りてなければまず貯金。足りていれば資産運用に回せるお金が明確になる。

・クレジットカードは持ちすぎていないか→使用していないカードは解約してコントロールしやすくする。私は4枚あったカードを2枚にまとめた(買い物用と交通系)。

食費以外(現金で持ち歩く以外)で動いているお金をしっかりと把握するようにしました。

そうすると、自分では意図せず無駄にもったいないお金の使い方をしているところに気づいたりするものです。

オタク女、保険を見直す

使用銀行の残高・引き落とし状況の確認をする中、一番の払い過ぎを見つけました。

そう、保険です。以下、私が加入していた保険をご紹介します。

①かんぽ生命保険→就職時に加入私「満期になったので次入らなきゃ!」保(同じ保証内容で保険料安いとこあるけど囲い込むぞ〜)

②貯蓄型個人年金保険→就職時に加入私「これで老後も安心!」保(手数料たくさん、頂きま〜すw少〜しだけ増えるから許してね!)

③がん保険→就職時に加入(終身払い)私「癌になっても治療費に困ることはない!」保(なったら安心ですよ、なったらね!高額療養費制度あるけどね!加入したからって癌にならないわけじゃないけどね!

④積み立て貯蓄型保険→40歳の時に窓口に勧められて加入私「貯金出来る〜!」保(手数料たくさん、頂きま〜すw少〜しだけ増えるから許してね!)

⑤郵便局のインデックスファンド→定額貯金満期のお金を投資信託にオススメされた私「よくわからんけど専門家が言うならそうなんだ、任せよう!」保(手数料たくさん、頂きま〜すw少〜しだけ増えるから許してね!)

です。

しかし改めて会社員の社会保険制度を調べてみると、そこまでガチガチに民間保険に加入する必要は無いことが分かり、また積み立て貯蓄型保険も積み立てNISAという節税効果がある存在を知ると必要ないことが分かりました。

ここで会社員なら誰でも加入している社会保険についてざっとご紹介。
社会保険
1.医療保険(健康保険)
高額療養費制度が使用可。生活防衛資金(貯金)があればok。
・働くことが困難になっても傷病手当金が最大1年6ヶ月出る(給料の2/3もらえる)
2.年金保険(年金、障害基礎年金、遺族年金含む)
・会社員は厚生年金も追加でもらえる。
3.労働保険(失業保険、労災保険)

<①医療保険(かんぽ生命保険)と③がん保険>
癌や大病を患ったら高額療養費制度が使えます。 窓口では自腹になりますが、書類申請すると3ヶ月後くらいに大半戻ってきます。
一時的でも自腹はキツイという人は、診断されたらすぐに限度額適用認定証を取得すると良いようです。そうすると窓口で支払う費用から抑えられます

とはいえ、いずれも全額保証ではない治療費以外のお金はかかるので(差額ベッド代や食事代、交通費など)貯金が必要、というわけです。

また、もし怪我や病気で働けなくなったら最大1年6ヶ月間、傷病手当金として給料の2/3がもらえます。申請を出せば、出来るそういう制度なんです。

1)まずは有給消費(持ってる有給で給料の100%もらえる)

2)次に傷病手当金(最大1年6ヶ月で給料の2/3もらえる)

3)それでも治らないと障害年金(国民年金・厚生年金から出る)←条件が必要

もちろん、ちゃんと社会保険料を払っており、申請書類提出をした場合に限りますよ!

こうしてみると、会社員が入っている社会保険って意外と優秀でした。保証内容を知らないから、不安でどんどん必要以上の保険に入っちゃったんですね。

私は過去の入院・手術で経験した保険の有り難さからくる、過剰加入のカモネギでした。
みんな要らないというわけではなく、自分にとって必要かどうかをしっかり見極めて、必要なものだけを選び取る能力が大切だと勉強しました。

②個人年金保険と④貯蓄型保険

個人年金保険・積み立て貯蓄型保険は、年金と貯金だけでは将来不安だという話から勧められました。老後資金なんだから、ただ口座に置いておくよりはいいだろう、と。

たしかにその通りなのですが、お金の勉強をしたあと、
・保険を継続した場合
・解約して自分で運用した場合
(優良なインデックスファンドに投資した場合)

上記の2パターンで「60歳の時点でどうなるか」をシュミレーションして愕然としました。今から20年前の不勉強な自分がしたことですが、悲しくなりました。手数料って怖いですね…。あ、当時は定年が60歳設定だったんです。今は65歳ですね。時代を感じますね。いずれ70歳になりそうですが…。

<⑤郵便局のインデックスファンド>

最後に、郵便局に勧められたインデックスファンド。2年間運用してましたが、これもネット証券で自分で運用した場合のシュミレーションと比較すると、明らかに緩やかな上昇曲線に唖然としました。

これが世の中の先輩方が言っていた、
「窓口で買う商品は手数料・信託報酬がバカ高い」
「情報弱者は搾取される」

ということかと身をもって感じました。悲しい気持ちに打ちのめされながら、高い勉強代と思ってすぐに解約しました。

<最終的に>

以上の見直し・シュミレーションの結果により、

①かんぽ生命保険→満期でそのまま終了
②貯蓄型個人年金保険→解約
③がん保険→解約
④積み立て貯蓄型保険→解約
⑤インデックスファンド→解約

ただし私の場合、身体に爆弾持ちなので心の安心のため掛け捨ての安いネット医療保険1つだけ新規契約しました。どうしても理由があって保険に入るなら、安いネット保険で十分だと思います。

私の場合(独身)は医療保険のみですが、養う必要のあるご家族がいる方などはネット保険の生命保険などのご検討も良いかと思います。ネット保険への抵抗がある方は仕方がないかとは思いますが…。

いずれにしろ、保険の見直しをした結果、

貯金(現金)で備える
公的保険制度(健康保険)を理解し、有難く使わせてもらう
安いネット保険の加入
普段の健康管理を心がける

基本中の基本が残った、という感じですね。

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オタク女、余剰資金(運用資金)を決める

保険の見直しでまとまった解約金が出来たので、これはもともと無かったはずのお金ということで、余剰資金として扱うことにしました。余剰資金とは、今の生活に支障がない全く独立したお金なので、これを資産運用することにしました。

また、今まで保険料として入れてたお金は、そのまま積み立て資金に変更します。最初に決めた証券口座・銀行口座に振り分けをしました。

・老後資金を育てる→楽天証券
・セミリタイアのための生活資金を育てる→マネックス証券
・今を生きるための生活費・貯金→現金(銀行①)
・生活防衛資金→現金(銀行②)

当初の目標になるように、何年後にどのくらいに育つかをシュミレーションして余剰資金を分配し、積み立てしつつ資産運用していくことにしました。

もちろん、あくまでシュミレーションなので調整を取りながらですけれど。未来は何が起こるかわかりませんからね。柔軟に考えながら舵取りをします。

1か月ゆとりを持って生活できる金額が、私の場合約20万円くらいでした。あくまで「ゆとりを持って」で計算したので「切り詰めて」なら15万くらいかな。積み立てNISAがなければ10万円でいけるかも。

以上で組み立てた、金銭的セミリタイアの条件は(私の場合)

・65歳までの取り崩し金と配当金で月15万円くらいになるまで運用(生活費を捻出)
・セミリタイア後は社会保険料に最低額で入れるくらいには働く(ゆとり費捻出)

以上、到達できたらセミリタイアということになります。

セミリタイアの目標・目的は人それぞれですし、ゆとりを持って生活出来る費用も生活スタイルも異なると思いますので、これはあくまで私の場合である事をご承知おき下さい
考え方の参考になれば幸いです。

以上、自分のライフスタイルのため、目標達成を目指して頑張ります!!

<おまけ>保険などの解約手続きで大変だったこと

最後に、数々の解約手続きを行った時の大変だったことをお伝えします。

基本的には各会社に電話して、解約手続きの書類を送ってもらって記入し返送、という流れです。

が、やはりなんとか思いとどまらせようとするので「窓口に来てくれ」とお願いされるところもありました。そりゃそうですよね。逃したくないですから。

その傾向がとりわけ強かったのは、郵便局でした。郵便局の窓口で、いわゆる「ぼったくり」インデックスファンドの解約をしようとしたら、

「こんな良いファンドはない」(楽天証券で、手数料も信託報酬もより安い優良なのがあった)
「ただの貯金と違って例えるなら家の基礎になる安定した投資先です」(高い手数料を取られて実質利回り1〜2%?!低い!低過ぎる基礎だ!)

ああ言えばこう言うという状態で時間がかかりそうだったので、私は窓口での解約を諦めました。

帰宅してから投資信託のやり取りができるゆうちょ銀行のネットバンクを急遽開設し、そこから一気に解約を行いました(担当の方すみません)。でも私のお金なので!自分で考えさせてください!

保険の解約はすんなり窓口でグダグダ言われることなく出来ましたが、投資に関しては対面で説得に近い状態で解約を回避しようとされますのでご注意を。

というか、そもそも銀行や郵便局の窓口でインデックスファンドを購入をしない、の一択です。勉強すれば、手数料・信託報酬も驚くほど安い商品がネット証券で自分で購入出来ます。

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