こんにちは、はじめまして。腐女子投資家のふたばです。
もともとファンタジーなんだから更に楽しんだって良いじゃない!な「ファンタジー」がテーマのおすすめBL第9弾、4作品をご紹介します。
注意事項は
・あくまで私が購入し読んだ本の中からの抜粋であること
・ハッピーエンドが好きなので、偏りが出ること
・幸せ可愛い過ぎて泣ける、はあるけれど痛い辛い不幸エンドは無し
です!素敵な作品を生み出してくれた作者様に感謝!!
※発行年数は、紙ベースの発売日を優先にしています
※感想はあくまでも個人的な見解です
鬼の食事はめんどくさい
楽天Koboへ ・ Renta!へ ・ ebookへ ・ BookLiveへ
(中田アキラ 先生)2022年
いつから鬼になったか分からないが、妙に愛嬌のある鬼・蓮×田舎に一人で暮らす霊感無い筈の佐喜眞 京。行き倒れていた蓮を拾って、奇妙な共同生活が始まる。
相変わらず丁寧で綺麗な作画で、皆さん美男で眼福w
とにかく鬼の蓮が憎めなくて可愛い。お札触ると角が出ちゃうの分かってるのに何度もびんっ!って出しちゃうとことか、小動物が繰り返しイタズラしてるみたいで悶える。
鬼なのに出てくる鬼がみんな優しいとは、これいかに。そもそも鬼とは何なのか。悪いこともしてないし、命も奪っていない。生きる事に純粋で素直で、取り繕わないし意地悪もしない。
差別されるものに対する扱いは、鬼と人間とどこが違うのか。極悪非道な事をすれば鬼なら、極悪非道な事をした人間は何なのか。あまりに蓮が可愛くてそんな事を考えてしまう。
シノの続きも気になるな~w 続編お願いします!
エロ・描写あり。
是−ZE− 全11巻 他短編
楽天Koboへ ・ Renta!へ ・ ebookへ ・ BookLiveへ
是−ZE− 全11巻 →かみのほん →春の雪 →春、逢い見る
(志水ゆき 先生)2004〜2011年、2012年、2023年
紙様を伴う言霊使い一族が住む屋敷に、家政夫として入る事になった専門学校生の雷蔵。
一見人の良さそうな振りして棺桶の前で酒ばかり飲む主の和記、可愛い女の子・紅緒とずっとイチャイチャしてる男前で宝塚みたいな三刀櫻花、ほわほわしてる三刀琴葉の側にいる苦労人で世話焼きの近衛、同室になったツンしかない謎の美少年の紺。
立派な屋敷には、狐のお面を被った不思議な関西人が現れたり、命を狙う攻撃があったり、同居人同士のエロが急に始まったり、曰く有りげなヤクザな組織の人間が出てきたりと、色々理解の範疇を超える出来事が起こるが、雷蔵は雷蔵で見かけとのギャップで差別をされてきた苦労人。
雷蔵と紺が徐々に理解し合い、紺の刹那的な考えが癒されていき好きの気持ちを大切に育て、変わり者の同居人達との交流を描くほんわかストーリー!
、、、かと思いきや、メインはそれぞれの言霊使いと紙様の切っても切れない巡り巡る深い因縁であり、闇深く切なくて悲しいけど、優しくて愛に溢れた物語だったりする。心にしみるセリフがいっぱいあって、切なさと哀しさと優しい気持ちが怒涛のように押し寄せる。
玄間と氷見の大人すぎる超絶切ない愛の話は心えぐられてボロ泣き。近衛と琴葉の逸話も可哀想で可愛くて、想い合う心がなんて純粋で真っ直ぐで美しいんだろうと涙腺崩壊。
やっと安全パイになったと思った彰伊と阿沙利の急展開や、最大の謎だった和記の過去がラストを飾り、長くモヤモヤしてみてくださいw どのエピソードも泣かずにはいられない感動ストーリー。
エロ度高め・描写多い。長期連載あるあるで、作画の美しい進化が凄い!
「是ーZEー かみのほん」は、ペーパー再録とか番外短編集。
夜明けの唄 1〜5
楽天Koboへ ・ Renta!へ ・ ebookへ ・ BookLiveへ
(ユノイチカ 先生)2021〜2024年
天涯孤独になったアルト×神様から選ばれ、海から来る魔物と闘うことを義務付けられた巫であるエルヴァ。
海の呪いを吸い続け全身に黒い痣が広がりながら命を失うという、崇められ感謝される存在でありながら、畏れられ距離をとられる孤独で過酷な存在・巫。
親しくなると別れが辛くなるから人との交流を絶ち、わざと親しい存在を作らないように、この世に未練が残らないように生きている巫たち。
でも逆に短命だからこそ、今ある生を充実させ、愛しく思うからこそ、強くなり生きる力に変えて欲しい。いつか別れがあるのは誰だって一緒なのにね。
一身に背負わせてる負い目があるのかな。腫れ物を触るように・関わらないように生きている村人たち。その中で、無邪気に慕ってくる仔犬みたいなアルトがどれだけの救いになるだろうね。
側にいることを許したアルトの存在で、巫としての未来が、エルヴァとしての運命が急展開していく。
話の主軸は「命の期限」みたいなかなりシリアスなんだけど、仔犬でも大型犬になってでもアルトの純粋で真っ直ぐな存在が凄く癒される。
2巻からはアルトがこの世の体制を探る巻に。他の巫様も出てきて、孤独しか知らなかった人間が、どれだけアルトの存在が羨ましくなるか。知らなければ欲しくないが、知ってしまえば欲しくなる。無邪気なだけに、めちゃくちゃ余計に切ない。
同時に色々な不穏な因子も暗躍し始めて、今の小さな安らぎが壊れそうで怖い。
3巻はエルヴァ様の過去に大号泣。だからこそ、今あるアルトとの愛をめちゃくちゃ大切に離さないでいて欲しい。…からの怒涛の急展開!!意外な新事実!!献身が裏切られていた絶望はいかほどか。
悲しみにも怒りにも近い絶望が、悲しい結果にならないことを願うばかりです…。大きな謎が解明された次にも、またさらなる謎がぁ〜💦次巻まで心がしんどい…
「夜明けの唄 1【20P小冊子】・ 2【20P小冊子】」は、本編の間の小話。ほっこりする話があって、これも絶対読むべき✨
フェロモホリック 1〜3
楽天Koboへ ・ Renta!へ ・ ebookへ ・ BookLiveへ
(那木渡 先生)2020〜2024年
人口減少の末に編み出された科学の結晶、人と他生物のキメラ。人間とキメラが共存する世界の話。
肉食系で圧倒的なカリスマ性を持つ獅子族の獅子雄一世×草食系で繁殖力に優れた海兎族には珍しいクールでイケメンの海野兎和。
「ただ一人」を探し続ける強引で俺様なんだけど、その中に優しさもある猛獣系のイケメンて、それだけで萌えるわ✨超スパダリの予感。
お互いのキメラ本能が強すぎて、個人として好きだから惹かれるのか、体質だから愛されるのかのジレンマで素直になれず、すぐに喧嘩腰になっちゃうのもいじらしい。誰でも「自分」を好きになって欲しいよね。
こんなに激しい愛の果てにラブラブカップルが成立したかと思えば、二人だけの問題じゃない、一族の問題が巻き起こるのが2巻。っていうか、海兎族の親戚一同、みんな可愛すぎなんですけど~💕みんな兎和のこと大好きで心配なんだね~。
フェロモンが巻き起こす話なので、エロ・描写はともに多め。
作者様たちの他の作品が気になりましたら、下記公式サイトで検索してみてくださいね❕
コメント