麻生ミツ晃 先生の宝箱

作者:あ行

こんにちは、はじめまして。
健康一番とシンプルな生活を目指している40代腐女子・ふたばです。

麻生ミツ晃 先生の購入した作品を紹介いたします。
私は非常に好きな作画で、切ない・泣ける・考えさせられる、の後に来る圧倒的な幸せが癖になります。特に「世界でいちばん遠い恋 」は凄く勉強させていただきました✨

同じ作者様でも、自分的地雷に引っかかりそうな作品は購入しておりません。
あくまでも、現在私が購入している本からのご紹介です。

また、「ジャンル別のおすすめ」に載せていない作品もあります。
新しい購入作品も、ドンドン追加していきたいと思っております。

※感想は個人的なものです。ご容赦ください。
※ネタバレを含んでしまうかもです。すみません。
※発行日順に並べています。

only you,only

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(麻生ミツ晃 先生)2013年
同じ会社の人間とは付き合わない、を信条にしている真木。たまたま二丁目で男といるところを部下の須藤に見られ、社内での「真木の噂」の真偽を問われるが、常にフラットな真木に須藤は興味を持ち始める。真木は真木で、須藤の私生活の情報を父親の常務に報告しており…?!
二人の間で語られる「あの日」「君でなければ誰でも一緒だ」。この意味が徐々に明かされる。
一般社会にはびこる根強いジェンダー差別の闇と向き合わなきゃならない真木の処世術が切ない。
真木の自己犠牲が強くて~💦相手の有望な将来と今の満たされている心を天秤にかけたら、やはり捨てるべきは自分になっちゃうんだろうな〜。しかもあんな笑顔の父親から圧をかけられちゃ、ねぇ〜。
体調が悪くなる程人を追い詰めて、平気で笑っていられる親は見たくないな…。
色々な圧力にそれぞれさらされて、二人はどうなるのか。真木の必死な叫びも、過去に対する返事も、かつて手にしていたはずの幸せも、涙無くしてはいられない、めっちゃ感動できる綺麗な作品でした!

きっと、幸せな結末

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(麻生ミツ晃 先生)2019年
自分のマイノリティに悩み会いに来た遠い親戚の高校生・佑真と、強い偏見を持つ親や親戚からいない者として扱われ、ダメ男とばかり付き合うゲイのバーテンダー・すみれさん。
数年後に再会してもなお、諦めているはずの「普通の人」の輪を遠くから眩しそうに眺めているすみれさんの姿に言いようの無い切なさを感じる。もう自分には良い事が起こるはず無いから、期待も怒りもしないと、自分の感情(寂しい・悲しい・辛い)に名前を付けることができないほど独りで居なければならなかった事を知って、佑真の心に初めて浮かぶ感情。
歪んだ愛の示され方でしか愛情を感じられなくなっているすみれさんに、佑真は徐々に大切にしたいと傾倒していく。すみれさんの過去がだいぶディープで要注意!
佑真くん、本当の幸せを、愛し愛されることを教えてあげて下さい!!みんな幸せになる権利があるんです!諦めなければちゃんと幸せが待ってるよ!

世界でいちばん遠い恋 1→番外編→2

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(麻生ミツ晃 先生)2021〜2024年
音を奏でる事が命のバイオリニストの学生・壬生十嘉と、音がない世界で生きるしかない、人に優しすぎるデイトレ投資家の五十鈴歩。
正反対なもの同士が実は似ているという、不思議な巡り合わせの二人の優しい物語。
第三者に言葉を気持ちを、想いを伝えるということの難しさ。表情に音に仕草に目線に、それを乗せる困難さ。それぞれの「当たり前の世界」がそれぞれ異なるのは当然で、だからこそ歩み寄り、理解し合うことの大切さが際立つ。想いが溢れて気持ちが押さえられなくなって、一番シンプルな事が一番大切なこと。告白の仕方がとても素敵!
五十鈴は重度難聴を個性と受け入れ、自分の出来ることをしているだけと言うが、それがいかに大変なことかを知らず、そんな五十鈴の純粋な想いと伝える事の大切さを理解した十嘉は、忘れていたものに気付いて開花する。
私達が当たり前に享受する便利な世界は、ハンデがある人にはまだ優しくないことがあって。途方にくれてる人にすぐに声をかける事も、曲がり角を気を付けて曲がる事も、なかなか出来なくて。
だから知る事が大切なんだと知る。これから二人が優しくて温かい世界で居られます様に。

麻生ミツ晃 先生の宝箱  ー  

この作者様の他の作品が気になりましたら、下記公式サイトで検索してみてくださいね❕

 

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