こんにちは、はじめまして。腐女子投資家のふたばです。
もともとファンタジーなんだから更に楽しんだって良いじゃない!な「ファンタジー」がテーマのおすすめBL第6弾、5作品をご紹介します。
注意事項は
・あくまで私が購入し読んだ本の中からの抜粋であること
・ハッピーエンドが好きなので、偏りが出ること
・幸せ可愛い過ぎて泣ける、はあるけれど痛い辛い不幸エンドは無し
です!素敵な作品を生み出してくれた作者様に感謝!!
※発行年数は、紙ベースの発売日を優先にしています
※感想はあくまでも個人的な見解です
オスワルド
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(中川カネ子 先生)2020年
オスしかいない世界で、成長過程でメス化現象により種を繋ぐという世界。
闇取引から保護されて来た、弱い故に群れから見捨てられ希少種で短命とされるアルビノの子ライオンと、強さを表す黒を纏う動物庭園のボスである黒豹のアギト。
基本動物に見えるらしいが、人間によってはちゃんと獣人に見えたり言葉を理解出来たりする。
子ライオンのヴァルの可愛らしさときたら!!人間にイジメられた過去を持つので、極度の怖がりだし、身体が弱いし、体力無いし、太陽に弱くて、アギトの後を雛のように付いていくのがまた可愛い!
成長していくヴァルくんは、心は幼いままアギトの事が大好きで独占欲たっぷりのまま身体はどんどん美しくアギトより逞しくなっていきます(ライオンですからね〜)。美味しい美味しいw
さぁこっからですよ!!皆さん!見どころである下剋上が始まりま〜す!
結局、最初から最後までラブ&可愛いなんですよ!アギトのお側3匹衆も、ずっと同じぬいぐるみがヴァルのベッドにいるのも含めてね!
エロ度高め・描写多い。
新婚オメガはキスも知らない
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(御景椿 先生)2022年
恋人でも付き合ってもいない大企業の御曹司αの成見京18歳と、同じ高校で後輩だった京に密かに憧れていたΩの平田千20歳が結婚するところから始まる。
途中までβとして生きてきた千がどうやって、卒業してもそれからも接点もなかった京と結婚に至るのか、愛もなく番でもないところからスタートした二人は今後幸せになれるのか。
二人とも若さゆえの勢いと見栄よな~。なんだか微笑ましいので大好きです。
千が!とにかく!可愛くて!京が!まだ学生なのに!頼もし過ぎて!なのに高校の制服というアンバランスさ!
二人とも砂糖の何億倍の甘さで可愛さよ。一途な可愛さは正義だな。エロ・描写あり。
狼と白鹿 シリーズ
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狼は恋に啼く →狼は花の馨り 全3巻 →狼の花嫁 全5巻 →白鹿は愛を謳う
(りゆま加奈 先生)2014〜2024年
一夫一妻制の代表的な狼と白鹿の伝説を祖先に持つ一族のオムニバス。
「狼は恋に啼く」は、三本立て。
「狼と身代わりの恋」は、王の末息子アラクシ×白鹿であるサラの健気な話。
本当はアラクシはサラの双子の兄ナラが好きだったことを知っているサラは、それでも必死に好かれようと健気に頑張る。
自分が好きな人の代わりだと理解してるから、せめて自分のできる範囲で尽くそうとするが、どうしたって優秀なナラには及ばなくて…と胸が痛くなる。
いくら頑張っても自分を見てくれず視線の先にはナラが居て、心が折れそうになるけど頑張って、全く想いが届いていない事を知ったサラの絶望には涙が止まらない。
でもその先に、真実が明らかになった時の幸せ反動がこれまた涙が止まらないw
同時収録で、アラクシ達のもっと祖先であるツァス×ウルの「恋に溺れる」も、狼と白鹿の宿命に翻弄される二人の話。
「狼は幸せな夢を見る」はツァス達と同じ時期設定で、貧しい同郷からお互いを想い文官になろうと奮闘するアリオンとイェケのちょっと切ないけど、むちゃくちゃ優しい物語。
「狼は花の馨り 」は、警備隊のイルウェス×生まれてから村の土蔵に閉じ込められていた、名前も付けられなかった白鹿の話。
身分違いの純粋で綺麗で、だけど現実は残酷で厳しくて、でも諦められない恋の話。
子供のように無垢な白鹿の嬉しい、好き、楽しい、だけでは生きられない、道を決められている悲しい二人のすれ違う残酷とも言える過程は、涙なしにはいられない。いやめっちゃ泣きました。優しすぎる二人があまりに切なくて。
「白鹿は愛を囁く」は、憎まれ役だったけど結局、人を想える結果を迎えた何か訳ありのトグトと、憎み合ってるような白鹿スレンの話。
感情を伝えるのが下手で、何にも興味がなく掟のみに従って生きてきたトグト。
想いが全く届かないことに絶望して、自暴自棄になり何かが壊れてしまったスレン。
オルツィイとの出会いからトグトの感情にようやく変化が。間に合うか!?トグト!頑張れ!ここにも切ないカップルが。
「狼の花嫁 」は、他国から狼の国に嫁いできた、母国で厄介者として扱われてきた不遇の王子ルーイと、狼の国の王子ゼスの話。
なんでこんなにいつも悲しくて切なくて優しくて、幸せを願わずにはいられない話が描けるのだろう。天才か。
いつだって世界は異端のものに厳しくて、選択肢を与えられない。自分の持ち得る最低限の物さえ大切にすること、側に居ること、生きる場所すらも奪おうとする。
敵国にただ一人、誰からも望まれず自国からも誰一人付いてこず、母の命の保証のために、全ての人間から疎まれても留まらなくてはいけないルーイ。どこに居ても嫌われる自分を受け入れているルーイが悲し過ぎる…。
そんなこと受け入れることじゃないはずなのに!お願いだからルーイが優しい世界にいれるように、ゼス頑張って!!
エロ・描写少ない。
鬼が慕うは祟り神 シリーズ 全3巻
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鬼が慕うは祟り神 全2巻 →双鬼が慕うは守り神
(灰崎めじろ 先生)2017→2019年、2022年
生きとし生けるもの全て大好きなまま祟り神になり、孤独に枯れた地で生きてきた優しすぎる神・しい様と、鬼と人間の子故に異形の姿を見世物として捕まっているのを助けられた椿丸。
孤独を知る者同士が出会い、二人でいる事を大切に大事にしていた。
人間の起こしたことによる祟りのせいで、怖がられ生き物に触れることすら許されなくなっても、人が好きで生き物を愛しているが、再び人間の弱さのせいで悲しい展開へと進んでしまう。
神様というのは「恵み」であり同時に「恐れ」もある事を、人間は事をしでかしてから知る。
もうめっちゃ泣けるんです!!そんなしい様の元に、無邪気な愛情を伝えまくる椿丸が来てくれて本当に良かった!!
2巻は、パワーアップしたラブラブでエッロエロな二人が拝めますが、最初はシリアスから入るのでまたタオルは必須。でも笑いもたくさん入るので幸せがいっぱい。
新登場の神様もその使い魔?もNEWフェイス達も皆可愛い。優しい人達が優しい世界に生きていて、大満足なお話し。
「双鬼が慕うは守り神」は、NEWフェイス達と神様のラブラブ話。これもまた糖度高めです💕
とにかくホホ様も双子ちゃんたちも可愛いんだ〜💕
それから新顔の破天荒な美しいミヅチ様と、やんちゃな俺様系の山神様も最高に萌えます✨
ANIMAL X 全8巻
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(杉本亜未 先生)
この作品は高校生の時に初めて友人から貸してもらった商業誌BLで、思い出深いです。
コミックスの初版発行年は1998年で、電子書籍は2015年に発売。
謎のウィルスの蔓延、ダイナソーに変身できる選ばれた種族、唯一子供を宿せる身体にされてしまい狙われる事になってしまった主人公・裕司、最初ツンしかない無愛想な年下男子・湊が徐々に愛を理解し守るようになっていく、湊は血族の中でも特に希少の純粋なDNAの持ち主だった、とか、ツボをピンポイントで突くような設定が満載。
予想以上に、裕司が過酷過ぎる目に遭わされることが多くて当時は完結まで読めなかったけど、数々の試練を乗り越えて、二人が幸せを掴む物語を読み切ることができて本当に良かった!名作です✨
ただ途中は本当に試練多し(泣)なので、しんどい時もあり。私がツライ事を読むのに耐性が無さすぎるのが原因ですが…。
二人が絆をガンガン掴み取っていくのは爽快です。
作者様たちの他の作品が気になりましたら、下記公式サイトで検索してみてくださいね❕
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