こんにちは、はじめまして。腐女子投資家のふたばです。
三月えみ先生の購入した作品を紹介いたします。
「泡にもなれない恋ならば」に同時収録されている、「その神は、役場にいる」がめちゃくちゃ好き💕単行本になって欲しいくらい✨
同じ作者様でも、自分的地雷に引っかかりそうな作品は購入しておりません。
あくまでも、現在私が購入している本からのご紹介です。
また、「ジャンル別のおすすめ」に載せていない作品もあります。
新しい購入作品も、ドンドン追加していきたいと思っております。
※感想は個人的なものです。ご容赦ください。
※ネタバレを含んでしまうかもです。すみません。
※発行日順に並べています。
ハートの鍵を手に入れろ!
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(三月えみ 先生)2013年
平凡な名前で、親から才能ある姉と比較され続け、どうでも良い扱いで育ってきたが転職を期に「ただ一人」の人間になりたい鈴木太郎と、結婚までの期間限定で付き合ってた彼女に振られ、酔っぱらいながら元いた部屋に合鍵を返しに来たイケメン不審者。
新しい職場に入職してみたら、意外な繋がりを持ってイケメン不審者・志賀と再会。
そこからなんとも微妙な関係のまま、奇妙な関係が構築される。
手に入れられそうで結局何も手に入れられず、それが当然だと無理やり自分を納得させてきた二人が、お互いにお前じゃなきゃダメだと思える相手に出会った時、どうなるのか。
一緒にいるからダメになる、一緒にいるから頑張れる、の理由が双方理解できるからもどかしい。
今まで諦めてた、欲しいものを欲しいと言う力は、すがり付いてでも欲しいと言う力は、あらゆる方向への物凄い原動力になる。頑張れ二人とも!
エロ・描写ラストに少し。
結んで、ほどいて、キスをして
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(三月えみ 先生)2014年
商店街の洋服の仕立屋を継いだ板橋、親の会社に入り商店街の再開発を任された品川、昔にした板橋との約束を守りに来たヤクザの構成員の足立。
中学生の時あんなに仲良かった三人だが、商店街の危機を前にして、それぞれがそれぞれの思惑をもって再会する。複雑な三角関係が大人になっても複雑な三角関係のまま進むのドキドキする〜!みんなナチュラルに男の子達ですけどね?板橋くんのポジション、幼馴染みの女の子だけどね普通w
少女漫画的展開をBLで読めるの美味しいけど。
昔の約束をどうしても叶えたい者、板挟みになって昔の約束を泣く泣く諦める者、自分が不利になると分かっていながら約束を果たそうとする者。
みんな優しくて、みんな切ない。エロ・描写あり。
きみと見たほうき星を探して
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(三月えみ 先生)2015年
高校生の頃からあった、好きかはわからないけど一緒に居たい気持ちから、大学生になって偶然を装いとなりの部屋に住み、「側にいる・すぐ会える」こと、それだけで満足していた河合。
高校生の時から、天文が好きという河合に好かれようと調べたり実際に見たり努力をし続け、隣に住んでいるが「忙しい」を理由に断りや約束を無くしてしまう河合と徐々に疎遠になり、期待するのを止めて諦めてしまった大原。
すれ違った気持ちを最後に告白して、離れてから始まる恋の話。
誘いを断られ続けていたら、そりゃ期待するだけ悲しくなるよね。言い訳を聞いても、必死に償おうとしてるんだな、とかも透けてみえてしまうし。
生活の主軸が異なればこういう事ってよくあるとは思うけど、大原の過去とか気持ちとか知ってしまうと、どうしても大原に感情移入してしまう。河合の必死な起死回生のターンは実るのか!?
読み終えると、プラネタリウムに行きたくなる作品。書き下ろしの番外編は、どうして河合を諦められなかったかの理由が分かって泣ける。エロ・描写あり。
家庭の事情で襲われてます
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(三月えみ 先生)2016年
お互いの親が再婚して急に義兄弟になった、母親想いの銀行員・裕真と勤務先の支店長の息子かつ芸能人でラジオパーソナリティーの奏。
複雑な家庭環境に生まれ、複雑な人間関係を続けているうち、こじれて歪みまくった性格になっていた奏に、一般人で普通の感覚を持つ裕真がどう関わって作用していくのか。
円満再婚かと思いきや、なかなかヘビーな問題があるまま波乱な展開。
最初、裕真が良い子でワタワタしていたのが、破天荒な兄を持つことで落ち着きと男らしさが徐々に加わっていく過程が頼もしい。奏も、今まで行動も思考も自虐的に生きていたが、裕真と話すうちに自分もひとつひとつ解決していき、兄らしく年上らしく家族らしくなる…のか?
悪気がなく、いっそ気持ちが良い程の傍若無人な奏の実の母親など、テーマの割に、明るさを感じる作品。ラストの感じ、凄く良い!好き!
エロ・描写あり。
泡にもなれない恋ならば
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(三月えみ 先生)2017年
単話とオムニバス。
表題の話は、普通の社会人の、素直になれなかったけど実はお互いに好きだったよ!の恋愛話。
むしろ私的お気に入りは、同時収録の「その神は、役場にいる」シリーズ。
外国人のような身なりの、のほほんとした土木課勤務の赤石、通称・神と呼ばれる男が、生きている人間の後悔や執着の解放、亡くなった人間の思念の浄化を優しく手助けする話。
能力使ってドカーンみたいな力業じゃなくて、ちょっとだけ後押しして、後は生きてる人間が自力で次に進む為に頑張れるような切っ掛けに徹する優しさが良い。
嘘か本当か信じるか信じないか、結局選ぶのは自分で、生きていく限り自分の足で進まなきゃいけないんだという厳しい現実。
最終話は、そんな神にも聖域があるという心温まる話。
このシリーズ好き~💕エロ・描写あり。
三月えみ 先生の宝箱 ー
この作者様の他の作品が気になりましたら、下記公式サイトで検索してみてくださいね❕
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