こんにちは、はじめまして。腐女子投資家のふたばです。
モチメ子先生の購入した作品を紹介いたします。独特のゆるい雰囲気がめちゃくちゃ好き。コメディっぽくて笑えるんだけど、シリアスも織り交ぜてあって、とにかく好きだなあｗ
同じ作者様でも、自分的地雷に引っかかりそうな作品は購入しておりません。
あくまでも、現在私が購入している本からのご紹介です。
また、「ジャンル別のおすすめ」に載せていない作品もあります。
新しい購入作品も、ドンドン追加していきたいと思っております。
※感想は個人的なものです。ご容赦ください。
※ネタバレを含んでしまうかもです。すみません。
※発行日順に並べています。
四畳半一間の内緒話
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（モチメ子 先生）2010年
読んで字のごとく、四畳半一間の中に住む？擬人化された物達の不思議な話。
主人の友人に譲り受けられた新しい住人・観葉植物、そこに住まう生活の中心といっても良い汎用性の高い唯我独尊なコタツさん、なにも聞いてません的な自然な態度で全てだいたい知ってるテレビさん、顔が点と棒だけど優しくて辛辣なソファーベッドさん、オラオラ系だけど意外と純情なケータイくん、おっとりお爺ちゃんのサイフさんに万札に小銭ちゃん達（死ぬほど可愛い）。みんな擬人化で可愛い。
で、皆でご主人（人間）の生活を温かく見守る。四畳半の中だけで話が進んでいくのだが、それがまた凄い。何せみんなでコタツで寛いでいるwたぶん、物から精が離脱して、四畳半で動き回ってるという事なんでしょうねw
そして動く恋心〜！せっまい空間で他の人に相談の内緒話するから、全く内緒話にならないというシュールなw この作者さんはこういう空気感が上手いですよね！好き！直接エロいシーンは出てこないけど、「あったんだなw」という雰囲気を匂わせる描き方もホント好き。
物に対する回顧だったり切なさだったり思い入れだったり。人間にもあるから物もこう思ってるのかなぁとか、物を大切にしようと思いました。
基本的に短編集で、他の作品は、変態後輩に脅される義賊・携帯誘拐犯の先輩たち（実は先輩・村上に接近目的w）の話、家事料理完璧なジゴロを拾った男のシリアスになりきれないツンデレ話、切なさを少し添えた自由人の幼馴染みに振り回される高校最後の夏の話、部族抗争で砂漠に置き去りにされた強気王子と仲良し召し使いを助けた閉ざされた国の王子との交流と、何故か召し使いと王子（自分の主人にあらず）のラブな話、お間抜けな先輩と恋する後輩が金銭苦から空き巣をしたらなんか色々上手くいった話。
どれも結局、優しくて可愛い人達の話。エロ・描写無し。
恋するバラ色店長
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（モチメ子 先生）2010年
社長の息子で傾きかけた経営を３年で立て直した超有能な元経営企画室長であり、そしてまさかの急に、超有能花屋店長に転職した上杉いさおくんと、昔、幼いいさおくんに花のことを教えてた亡くなった奥さんの忘れ形見の善くんと暮らす藁科幸太郎さん。
いさおくんが社長になった元で仕事をすることが夢だった、ガチいさおファンの佐藤くん（新米店長を完璧にサポートするので超有能なんだろうけど、だからこそ上杉親子に振り回されて超苦労人）は、現社長命令でいずれは社に戻す説得のために追いかけて来て、なんだかんだ一緒に花屋を手伝うことに。
いつもニコニコ音符飛ばしてる保育園児の善くんの、健気で可愛さと来たらよ！！欲しい！
最初いさおくんが好き好きと積極的だったので攻めかと思いきや、恋愛思考回路は小学生並みで、幸太郎さんの方が超肉食系なギャップでどっちがどっち？？は読んでのお楽しみに！初めてどっちがどっちでも納得なカップルに出会いましたｗ
そして推定「永遠に苦労人」決定の佐藤くんが愛おしく感じる。
エロ・描写ラストに少しだけあり。
やさしいエピローグ
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（モチメ子 先生）2011年
空き家だったいわく付きの家に引っ越して来た、舎弟から総長と呼ばれる謎多き男・渉さん×ある理由で地元に戻って小学校の調理員として働いてる可愛い系男子・直也くん。
地元で理容室を継いでる幼馴染みのさとるくんの、なんと優しい良いヤツよ。
訳ありの二人が、のんびりとゆっくりと田舎暮らしに癒されながら両片想いしながら、惹かれ合っていくほのぼのとした恋愛。
総長大好き意外と生真面目人間・舎弟の中野くんの、簡単に操られてるチョロさも、無我夢中な報われない尽くしっぷりも、とんちんかんな方向だが頼もしくて愛おしい。
渉さんは破天荒な人生で人から畏れ頼られる存在だった割には、他人の良いところとか素直に感謝するところとか包容力があったり、と思えば急に恋する乙女のようにきゅんきゅんしちゃうギャップが魅力的。
渉さんを慕う人が集まって家族のような賑わいと温かさが、孤独だった頑張り屋の直ちゃんを包んで幸せな気持ちになる。
同時収録で中野くんの恋バナもあり。エロ・描写ラストに少～しだけあり。
豊潤なごほうび
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（モチメ子 先生）2013年
今回は、農業をする元・極道の愛され会長と、ワラワラとついていく舎弟たちと、究極のツンデレ右腕の五十嵐、日本人形みたいな娘の礼子、借金のかたに礼子を誘拐して極道に身代金を要求した愛すべきヘタレホストの話。
なんと礼子の本当の父親は、そのヘタレホストだった！
狂犬のようなつかさに、ボコボコにされた後に一緒に農業をすることになった元ホストの康介。
この作者様の描く話はオチャメでほのぼの系の極道がよく出てくるが、ひとりひとりにグッと心にクるエピソードがあって、結局みんな優しくて、好きw
小学校の入学式をウキウキと楽しみにする元極道たちw可愛すぎ。礼子ちゃんもとても極道の中で育ってるとは思えないほどキラッキラしていて可愛い！礼子ちゃんとつかさのエピソードが泣けて泣けて。
ＢＬ要素は何処に…？と思ったら、まさかの五十嵐さんと大学の研究青年・森川君にwインテリカップル。本当にゆっくりとだけど、康介とつかさもあれあれ…？w
色々な愛の形をしんみりと拝聴させて頂きました。勉強になる。
いろんな所に泣ける要素が散りばめられてて、人との繋がりが温かくて、気の置けない疑似家族が羨ましい、めちゃくちゃハートフルな話です。エロ・描写無し。
親愛なる東雲家へ 全２巻
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親愛なる東雲家へ →親愛なる東雲家へ ｆ〜フォルテ〜
（モチメ子 先生）2015～2018年
一家の専業主夫である美人父、ホステスの母、父を愛してる長男、ほんわかしてるけど芯がある長男嫁と可愛い孫、皆から好かれる愛され次男、次男のことが大好き三男。
みんな実の親子だけど、男性陣は行き過ぎるファザコンとブラコンで、でもそれぞれが成り立っている仲良し親子という、不思議で複雑な東雲家の日常と、その家族を取り巻く愉快な仲間達との友情と交流の短編集。不道徳の極みｗなんだけど、誰も傷ついていなくて納得して幸せ。説明がめちゃくちゃ難しいんだけど、とにかくずっとこの感じで過ごして欲しい家族の物語で大好き！！
そして最も謎で不可解な存在である、年を取らない息子大好き美人祖父も登場。
Hはしてるんだろうけど、直接的な描写は無い。
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