「社会人」のおすすめBL5選⑬

ジャンル:社会人

こんにちは、はじめまして。腐女子投資家のふたばです。

学生から社会人になると大人の世界だよね!大人になったからといって悩みは尽きないよね!社会人になれば色んな世界だって広がるよね!な「社会人」がテーマのおすすめBL第13弾、5作品をご紹介します。

注意事項
あくまで私が購入し読んだ本の中からの抜粋であること
ハッピーエンドが好きなので、偏りが出ること
幸せ可愛い過ぎて泣ける、はあるけれど痛い辛い不幸エンドは無し

です!素敵な作品を生み出してくれた作者様に感謝!!
※発行年数は、紙ベースの発売日を優先にしています
※感想はあくまでも個人的な見解です

きみと見たほうき星を探して

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(三月えみ 先生)2015年
高校生の頃からあった、好きかはわからないけど一緒に居たい気持ちから、大学生になって偶然を装いとなりの部屋に住み、「側にいる・すぐ会える」こと、それだけで満足していた河合。
高校生の時から、天文が好きという河合に好かれようと調べたり実際に見たり努力をし続け、隣に住んでいるが「忙しい」を理由に断りや約束を無くしてしまう河合と徐々に疎遠になり、期待するのを止めて諦めてしまった大原。
すれ違った気持ちを最後に告白して、離れてから始まる恋の話。
誘いを断られ続けていたら、そりゃ期待するだけ悲しくなるよね。言い訳を聞いても、必死に償おうとしてるんだな、とかも透けてみえてしまうし。
生活の主軸が異なればこういう事ってよくあるとは思うけど、大原の過去とか気持ちとか知ってしまうと、どうしても大原に感情移入してしまう。河合の必死な起死回生のターンは実るのか!?
読み終えると、プラネタリウムに行きたくなる作品。書き下ろしの番外編は、どうして河合を諦められなかったかの理由が分かって泣ける。エロ・描写あり。

これはきっと夢の中のキス

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(風緒 先生)2016年
イケメンアーティストの加賀拓巳×男運が悪くていつもDV男と付き合ってしまう普通の幸せを求めて足掻いている吾妻湊。
湊だけが頑張って相手に合わせて、恋人だから好きでいてくれると思うから、言うこと聞いてあげちゃう。相手は湊を邪険に扱いワガママ放題で人の心を簡単に捨てる。そんな恋愛ばかりしてきて、次こそはと期待して繰り返す湊。
恋愛は片方だけの努力じゃなくて相互理解よね。相手のことが好きで、自分のことも好きでいてくれる、ただそんな穏やかな幸せが欲しいだけなのに。湊の恋人になる人は本当に幸せだと思う。湊がいじらし過ぎて涙が止まらん。湊は良い子だから周りにいい人が溢れてる。元彼たち以外は。
幸せになる努力を諦めちゃいけない。そうだね。そんな矢先に現れた拓巳さん。幸せにしてあげて〜!!あなたと湊、超お似合いです〜!!
個人的に拓巳さんの、包容力がめっちゃあるんだけどちょっと抜けてて、痛みを知ってるから人に優しく、すぐに反省出来る行動力のある髭イケメン、大好物です。
同時収録作も、幸せを掴み取る幸せ話なのでこの本大好きです! エロ・描写あり。

東京ー四季ー 上下

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(ハル 先生)2021年
4月の東京は… 」(シリアスのおすすめ②参照)の主人公・蓮のお兄さん恭平の苦悩の話し。早乙女家の子供は早乙女家である限り苦しめられていたという…切ない。
恭平の行きたかった大学に首席で合格した超天才だが、色々な面で計算高い神宮寺×親からのプレッシャーと、自分より期待されながらも1度の問題で簡単に切り捨てられた天才の弟の事で追い詰められている恭平。勉強を教える代わりにセックスを、という取り引きで始まる二人の関係。
こういう親は、自分の人生と子供の人生を混同して勘違いしてるんだな。恭平は蓮みたいに親を見限れなかった。区別することが出来なかった。それが不幸の始まりだった。
近くにいる友人でも無く、大事にしてるとのたまう親でも無く、全く関わり無かった遠くから見ていただけの同じ学校の同級生だけが、欲望からではあるが恭平の真の望みを、気持ちを、気付いていたという皮肉な話し。
2つ目カップルは、ゲイを公言しているイケメン八神×自分の立場から性癖を明かす事ができず最初で最後の賭けに出て運命を変えようと抗おうとした博通。そして「4月の東京は… 」の主役、和真×蓮のその後の話もあり超嬉しい! 皆幸せになる為に頑張って生きているんだよね!みんな報われて良かった! エロ度高め描写多い。

こいつはダメと知っている

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こいつはダメと知っている →こいつはダメと知っている crossroads
(吉田実加 先生)2017〜2019年
ワイルド系イケメンのスタイリスト清水憲×同じスタイリストで女顔の美形イケメン・久坂晶。
そりが合わない者同士の筈が、まず身体の関係ができちゃって、それから~…みたいな王道っていえば王道な話。
個人的にイケメン強面髭は超好みで外見は良いwが、めっちゃクズい。ワザと嫌な態度とか理由があっての事なんだろうけど、理由が分からない方にとっては迷惑でしかないよね。誰にでも愛想良くしろとは言わないけど、第三者に思い込み・決めつけで八つ当たりするのは、ただの子供の駄々でしか無い。
はね退ける力があるのに、立ち向かえる力があるのに、それを他者へ攻撃する力に換えてはいけない。そこは全く共感無し。
コイツを好きになったら自分を変えられてしまうと分かってても、興味を失った相手には酷い態度になる事を分かってても、好きになる気持ちを止められない。題名〜!!
こいつはダメだと知っている crossroads」はラブラブターン! エロ・描写あり。

ワンダーフォーゲル →センスオブワンダー 完

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(草間さかえ 先生)2017~2021年
最初の第一話で、登場人物が誰がなんなのか、誰が誰なのか、繋がりが非常に分かりにくくて、しかも主役が話題だけ登場という、変則過ぎてちょっと理解が時間かかってしまった〜💦
けど、理解すればそれもまたおしゃれに思えてくるから不思議。
シリーズの主役は閉所恐怖症の沖津稜で、心を読める不思議な能力を持つ小説家・伊武との出会いから、ただの恋愛話なのかと思えば、徐々に最初の導入話で出てきた”ゆうと”の秘密と事件が明かされたりと、話がちゃんと繋がってる構成が凄い。
シーソーゲームのような大人の駆け引きみたいな恋愛から、お互いに本気になるまでの言い合いも秀逸で面白い。淡々と、でも奥底に熱いものがジワジワ育っていく感じが、この作者さんの作品の醍醐味かもしれない。エロ・描写ラストにあり。

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