りゆま加奈先生の宝箱

作者:ら行

こんにちは、はじめまして。腐女子投資家のふたばです。

りゆま加奈先生の購入した作品を紹介いたします。現在、「狼は恋に啼く」シリーズのみ購入です。
このシリーズがなんたって良い!!一族の歴史の中で一つ一つ丁寧な物語があり、一行の記録にならないドラマがある凄いシリーズ。泣ける。大好き。

同じ作者様でも、自分的地雷に引っかかりそうな作品は購入しておりません。
あくまでも、現在私が購入している本からのご紹介です。

また、「ジャンル別のおすすめ」に載せていない作品もあります。
新しい購入作品も、ドンドン追加していきたいと思っております。

※感想は個人的なものです。ご容赦ください。
※ネタバレを含んでしまうかもです。すみません。
※発行日順に並べています。

狼と白鹿 シリーズ

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狼は恋に啼く →狼は花の馨り 全3巻 →狼の花嫁 全5巻 →白鹿は愛を謳う
(りゆま加奈 先生)2014〜2024年
一夫一妻制の代表的な狼と白鹿の伝説を祖先に持つ一族のオムニバス。
狼は恋に啼く」は、三本立て。
狼と身代わりの恋」は、王の末息子アラクシ×白鹿であるサラの健気な話。
本当はアラクシはサラの双子の兄ナラが好きだったことを知っているサラは、それでも必死に好かれようと健気に頑張る。
自分が好きな人の代わりだと理解してるから、せめて自分のできる範囲で尽くそうとするが、どうしたって優秀なナラには及ばなくて…と胸が痛くなる。
いくら頑張っても自分を見てくれず視線の先にはナラが居て、心が折れそうになるけど頑張って、全く想いが届いていない事を知ったサラの絶望には涙が止まらない。
でもその先に、真実が明らかになった時の幸せ反動がこれまた涙が止まらないw
同時収録で、アラクシ達のもっと祖先であるツァス×ウルの「恋に溺れる」も、狼と白鹿の宿命に翻弄される二人の話。
狼は幸せな夢を見る」はツァス達と同じ時期設定で、貧しい同郷からお互いを想い文官になろうと奮闘するアリオンとイェケのちょっと切ないけど、むちゃくちゃ優しい物語。
狼は花の馨り 」は、警備隊のイルウェス×生まれてから村の土蔵に閉じ込められていた、名前も付けられなかった白鹿の話。
身分違いの純粋で綺麗で、だけど現実は残酷で厳しくて、でも諦められない恋の話。
子供のように無垢な白鹿の嬉しい、好き、楽しい、だけでは生きられない、道を決められている悲しい二人のすれ違う残酷とも言える過程は、涙なしにはいられない。いやめっちゃ泣きました。優しすぎる二人があまりに切なくて。
白鹿は愛を囁く」は、憎まれ役だったけど結局、人を想える結果を迎えた何か訳ありのトグトと、憎み合ってるような白鹿スレンの話。
感情を伝えるのが下手で、何にも興味がなく掟のみに従って生きてきたトグト。
想いが全く届かないことに絶望して、自暴自棄になり何かが壊れてしまったスレン。
オルツィイとの出会いからトグトの感情にようやく変化が。間に合うか!?トグト!頑張れ!ここにも切ないカップルが。
狼の花嫁 」は、他国から狼の国に嫁いできた、母国で厄介者として扱われてきた不遇の王子ルーイと、狼の国の王子ゼスの話。
なんでこんなにいつも悲しくて切なくて優しくて、幸せを願わずにはいられない話が描けるのだろう。天才か。
いつだって世界は異端のものに厳しくて、選択肢を与えられない。自分の持ち得る最低限の物さえ大切にすること、側に居ること、生きる場所すらも奪おうとする。
敵国にただ一人、誰からも望まれず自国からも誰一人付いてこず、母の命の保証のために、全ての人間から疎まれても留まらなくてはいけないルーイ。どこに居ても嫌われる自分を受け入れているルーイが悲し過ぎる…。
そんなこと受け入れることじゃないはずなのに!お願いだからルーイが優しい世界にいれるように、ゼス頑張って!!
エロ・描写少ない。

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