「シリアス」のおすすめBL5選⑥

ジャンル:シリアス

こんにちは、はじめまして。腐女子投資家のふたばです。

シリアスだけどハッピーエンド・切なくてしんみり、な「シリアス・切ない・涙腺崩壊」がテーマのおすすめBL第6弾、5作品をご紹介します。

注意事項
あくまで私が購入し読んだ本の中からの抜粋であること
ハッピーエンドが好きなので、偏りが出ること
幸せ可愛い過ぎて泣ける、はあるけれど痛い辛い不幸エンドは無し

です!テーマ上、私的・大前提に沿わない瞬間もありますが、いずれも素晴らしいおすすめしたい作品です。素敵な作品を生み出してくれた作者様に感謝!!
※発行年数は、紙ベースの発売日を優先にしています
※感想はあくまでも個人的な見解です

ひだまりが聴こえる シリーズ

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ひだまりが聴こえる →幸福論 →リミット 全3完 →春夏秋冬1〜3
(文乃ゆき 先生)2014〜2024年
難聴ゆえに人との関わりを諦めて避けていた航平と、本能的に人を受け入れられる性質の、大学で出会った明るい太一。
人と人が理解し合うのは、耳が聴こえるとか言葉が同じとかじゃなくて、投げ出さず諦めないで寄り添おうとする姿勢であり、伝えよう・理解しようとするお互いの気持ちなんだと苦労の末に分かるストーリー。
障害を持つ相手に、ただ手を貸すだけじゃない、本当の助けとは何なのかを考えさせられました。
ひだまりが聴こえるーリミットー」は、想いが通じて付き合うようになった大学生を続ける航平と、やりたい事が見つかって社会人として奮闘する太一の、それぞれが別の世界が広がっていくがゆえの、すれ違いや葛藤や悩み。
太一の真っ直ぐな優しさの素が、両親の離婚で傷付いたことから来てるというのも涙。優しく厳しいお祖父さんお祖母さんに育てられて、優しさはちゃんと伝播していくんだね。
どんなに辛くて悲しい経験も無駄にはならない。けど、その経験を生かすか殺すかは自分次第。厳しくて大変だけど、それが現実で、生きていくしかないんですよね。
ひだまりが聴こえるー春夏秋冬ー」は新章スタートで、航平が社会人になり、太一に後輩が出来たり、また世界が変わる段階に。太一の家族問題とかが浮上して、涙腺崩壊になることも。恋人としての絆が固いのは安定✨
でもまだエロ・描写は無し!w

ララの結婚 1〜7

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(ためこう先生)2018〜2024年
取引先の豪商の息子ウルジ×双子の妹ララの身代わりとして女に化けて嫁に来たラムダン。
ララを逃がすために身を犠牲にしたと思ってるが、実はウルジの策略で、希望通りラムダンを嫁にしたウルジとラムダンの二人の波乱に満ちた結婚生活が始まる。
意地っ張り同士の意地の張り合いとお家騒動で、話し合えばすんなり行くこともすんなりいかず、恋心もこじれて…となかなか安定感あるラブラブへは、まさに牛の歩み。ホントは優しいしスパダリなんだけど、言葉少なすぎるのよ、ウルジ💦
舞台が男性優位・家督優位な異国の話なので、必要最小限の言葉と態度が当たり前なんだろうけど、女性に関しては「存在」だけが必要で、そこに意思は必要なく物事が勝手に進むとか、女性にとってなんて生きにくい世界だろう。今の時代にめっちゃ感謝✨
救いは嫁ぎ先の侍女達がとても良い人であること。結べそうになる糸がなかなか結べない、一族・村を巻き込む壮大なすれ違いラブと、たたみをかけるように次々と問題が繰り広げられる。それがまたテンポが良くて良い。

エスケープジャーニー 全3巻

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(おげれつたなか 先生)2015~2018年
高校生の時ケンカ別れした、元彼の人見知りだった太一とチャラい男代表みたいな直人。
1年後、偶然同じ大学で再会してお互いのちょっとした変化にドキドキする甘酸っぱさよw
友達なら凄く上手く付き合えるのに、恋人という枠にはめると途端にケンカばかりで独占欲が強すぎて「こうして欲しい」が強くなるし、心の温度差が気になるし、他人との距離が気になる。だから長く一緒にいるためには友達でいたい、けどやっぱり根底には好きがあるから心が葛藤する。だからまた同じことを繰り返してしまい…のループが直人。
反面、太一の真っ直ぐな好意の伝え方の潔さよ!!水族館デートのあの無言の伝え方!!かっこ良すぎ! 太一の独占欲の根底にあるものが分かると、直人お前もっと理解しようとしてやれよ!それじゃ本当にただのチャラ男だぞ!気付くの遅せえよって思う。
2巻以降は安定したバカップルだが、今度は周りの環境でトラブル続々。あんなにすぐぐらついていた直人が、意外に固い絆をみせる。
そして仁科くん…気持ちは分かるが結局、自傷行為だから止めとけ。凄く傷付いただけなんだよね。仁科くんを幸せにするスピンオフお願いします!!
エロ度高め・描写多い。

きっと、幸せな結末

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(麻生ミツ晃 先生)2019年
自分のマイノリティに悩み会いに来た遠い親戚の高校生・佑真と、強い偏見を持つ親や親戚からいない者として扱われ、ダメ男とばかり付き合うゲイのバーテンダー・すみれさん。
数年後に再会してもなお、諦めているはずの「普通の人」の輪を遠くから眩しそうに眺めているすみれさんの姿に言いようの無い切なさを感じる。もう自分には良い事が起こるはず無いから、期待も怒りもしないと、自分の感情(寂しい・悲しい・辛い)に名前を付けることができないほど独りで居なければならなかった事を知って、佑真の心に初めて浮かぶ感情。
歪んだ愛の示され方でしか愛情を感じられなくなっているすみれさんに、佑真は徐々に大切にしたいと傾倒していく。すみれさんの過去がだいぶディープで要注意!
佑真くん、本当の幸せを、愛し愛されることを教えてあげて下さい!!みんな幸せになる権利があるんです!諦めなければちゃんと幸せが待ってるよ!

あいをしる星

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(池森あゆ 先生)2019年
ネグレクト表現あるので注意!
普通に会社員をしていた23歳の隆宏が、失踪した姉の子・綾(高校生)を引き取り、然るべき施設が決まるまで預かることに。
子供って大人が思っている以上に周りの顔色を見ながら生きているということは、実際身近に居ないとわからないもの。そして大人は言葉で伝えなくてもわかるだろうと思いがち。
23歳、ましてや疎遠だけど身内がしでかした事実と向き合うことから逃げたいと思うのは当然かも知れないけど、普通なのかもしれないけど、だとしても子供に自分は必要ない子なんだ、理由がなくちゃ生きていちゃいけないんだ、とは思わせないで欲しい。
綾くんの笑顔が出てくるたびに涙が出てくる。ちょっとずつ感情や表情の変化がついて、笑顔と幸せで溢れるようになることを、ただ願います。頑張れ!隆宏!
エロ・描写全く無し。涙するけど、最後は幸せな気分になること間違いなし。

作者様たちの他の作品が気になりましたら、下記公式サイトで検索してみてくださいね❕

 

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