こんにちは、はじめまして。腐女子投資家のふたばです。
シリアスだけどハッピーエンド・切なくてしんみり、な「シリアス・切ない・涙腺崩壊」がテーマのおすすめＢＬ第３弾、５作品をご紹介します。
注意事項は
・あくまで私が購入し読んだ本の中からの抜粋であること
・ハッピーエンドが好きなので、偏りが出ること
・幸せ可愛い過ぎて泣ける、はあるけれど痛い辛い不幸エンドは無し
です！テーマ上、私的・大前提に沿わない瞬間もありますが、いずれも素晴らしいおすすめしたい作品です。素敵な作品を生み出してくれた作者様に感謝！！
※発行年数は、紙ベースの発売日を優先にしています
※感想はあくまでも個人的な見解です
ベイカーベイカーパラドクス
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（暮田マキネ 先生）2020年
優秀でしっかり者のブラコン弟×ちょっと幼くて手伝いが必要でどじっ子属性で、でもとても優しい兄。理由があって二人きりで強依存しつつ生きている。
この作者様の作品は、見かけ甘かったり幸せそうに見えるけど、深堀りするとなかなかの闇深さと悲しみがある人物像だったり、複雑な人間関係であることが多い。私はシリアスで涙腺崩壊でも、そういうのが大好きなので（最終的にはハピエンだから💦）、この作者様が大好き！
どっちもお互いがいないと「自分」を保てないなら、それで成立していれるなら、それもそれでまた幸せかと。
二人が何故そういう関係になったかのエピソードで、純粋であるはずの子供達を歪めてしまうのは、いつだって勝手な親や、大人の都合やエゴなんだと、突きつけられて切なくて心が痛い。
友達の山村君、最後までほんといい子。そして二人が選ぶ結果は、二人にとってハッピーエンドであればいいんです。エロ・描写あり。
≠ノットイコール 全２巻
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（池怜文 先生）2010〜2012年
母親の再婚をきっかけに、離婚した元父親に会いに来た17歳の息子・凉×有名銅版画家でいつまで経っても美人で若々しく、元妻にヘンテコリンとも言わしめる芸術家らしい変わり者の37歳の元父親・果。
母親が再婚することで果の家に来た凉の深刻な家族問題にいくかと思いきや、まさかのタイムスリップ！意外過ぎるw
だけどそれで経験した事が、巡り巡って全ての事象の理由が分かるのが１巻。２巻は、その混乱からの帰着と幸せへの進展編。実の親子という想像以上の重さを、どう乗り越えるかの葛藤がメイン。
凉にとっては数日前から会えなかった恋人だが、果にとっては22年間ずっと会えなくて、孤独を抱えるしかない時間だったと考えると寂しすぎてツライ。結婚した理由・子供を持った理由も切ない。お願い幸せになって！！
この結末を選んだ二人が幸せなら、幸せという結論で良いんだと思う。エロ度高め・描写多い。
Daisy Jealousy
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（おげれつたなか 先生）2020年
才能はあるがコミュ障で不器用な天才プログラマー×努力して人以上の結果は出るが天才の壁がどうしても乗り越えられないことに嫉妬してしまった努力家。
好きな同じ分野で難なく理想的なことをされてしまうと、本人は悪くないとは理解しつつも一緒にいるの辛いよねっていう人間らしいお話。そんな誰もが一目置く天才が、自分のことをずっと好きで居続けていたという事に、自分の気持ちはどうあれ優越感を持つのも人間らしい。
いろんな嫉妬がきっかけで、良くも悪くもすべての事態が動く原動力になるから一概に悪いとも言い切れないよね、人間て綺麗事だけじゃ動けないから。嫉妬・羨望・愛情・挫折、色んなものがごっちゃになって、ジレンマでシッチャカメッチャカになって、そこから自分の気持ちと行動をどう立て直すのか、そうやって自分という存在価値を見いだしていくのかもしれない。
あと、総じて世の中、仕事的にIT系は強いということが分かる💦
エロ度高め・描写あり。
MODS →NIGHTS BEFORE NIGHT
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（ナツメカズキ 先生）2016〜2018年
バイト広告に騙されてデリヘルボーイの送迎を担当することになったノンケ男子・信虎×身体を売ることしか出来ないと自然に当たり前の事として思っているヤクザの商品である綺麗系デリヘルボーイ・シロ。
何かの対価に身体を差し出す事が当たり前と、シロは自分を捨てた父親から言われ続けたが、一度、無償の優しさに触れて希望を持ったけど直前で失った絶望から、希望を求めて藻掻くことを諦めていた。
再び優しさを与えられた時に、諦めていたはずの自分の芯が揺らぎそうになりイラつき当たるしかないシロの救済ストーリー。
「NIGHTS BEFORE NIGHT」はスピンオフで、亡くなった恋人の腹違いの弟でヤクザの組長の息子・雪鷹×恋人に先立たれて不眠症になった元ヤクザのデリヘルオーナー・春の救済ストーリー。
２つの話は、明確に続きものではないがリンクしている。エロ度高め・描写多い。
シャングリラの鳥 １〜３
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（座裏屋蘭丸 先生）2019〜2023年
金持ちの有り余る金で道楽として作られた、オーナーが認めた客しか入ることが許されない高級男娼の舘シャングリラ。
そこでは客よりも小鳥たち（男娼たち）が優先されており、愛され満たされて美しく健やかにいるために、ある役職の男達（試情夫）が必要とされていた。
そりゃ無理じゃんｗそれを守れんなら相当のチャラ男じゃね？というルールのもと、ノンケで事情持ちの新米試情夫アポロに、教育係として売れっ子男娼フィーが担当することになる。
アポロはアポロで、フィーはフィーでヘビーな過去があり、それが徐々に楽園にどう関わってくるのが見どころ。もちろん二人の恋愛？関係がどう変化するのかも。
男娼たちがのびのびと楽しく、自由に生活している悲壮感の無い娼館が舞台というのが凄く新鮮で、話がどう展開するのか（何せ最近は殺人も絡んできた！）読めそうで読めない所や、ルールに縛られた大人の恋愛の駆け引き、楽園と現実のバランスなど政治的問題も絡んできて読み応えあり。
エロ度高め・描写多い。
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