こんにちは、はじめまして。腐女子投資家のふたばです。
シリアスだけどハッピーエンド・切なくてしんみり、な「シリアス・切ない・涙腺崩壊」がテーマのおすすめＢＬ第４弾、５作品をご紹介します。
注意事項は
・あくまで私が購入し読んだ本の中からの抜粋であること
・ハッピーエンドが好きなので、偏りが出ること
・幸せ可愛い過ぎて泣ける、はあるけれど痛い辛い不幸エンドは無し
です！テーマ上、私的・大前提に沿わない瞬間もありますが、いずれも素晴らしいおすすめしたい作品です。素敵な作品を生み出してくれた作者様に感謝！！
※発行年数は、紙ベースの発売日を優先にしています
※感想はあくまでも個人的な見解です
αでもΩでもない僕らは 全３完
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（所ケメコ 先生）2020〜2022年
題名の通りオメガバースの世界。
β同士である蓮と悠は、家が隣同士ということからよく部屋に入り浸る様になったことがきっかけで、同居を始めることに。そこから蓮が何かを隠していそうなこととかを知ってしまい、モヤモヤが始まってしまう。
付き合ってないのに恋人か！！と突っ込みたくなるくらいの仲の良さで、なんだかこっちが照れる。そんなにラブラブなのにまだ友人とか言うかよ〜が止まらないv
蓮が悠に対する態度と他の人への態度が違うこと・腹に一物ありそうな謎めいている冷静さが好物過ぎて最高。巻末の世話焼きお母さん・蓮も、皆から愛され子供・悠も可愛すぎて尊い。
可愛くてラブラブな二人が歩む恋愛物語かと思いきや、実は二人共根本から揺るがすような大きな秘密があって、前半のラブラブは嵐の前の静けさで、可愛さの裏に切ない真実が隠れていた。
蓮が悠に対する執着に近い親愛を持つ理由も、それぞれの過去を知ると納得。
何気ない一言でも人は傷つくし、傷つけることがあると心しなければならないと思う。そういう辛さを経験してなお、人に優しく出来る人間は尊い。みんなが取り巻く全てが優しい世界でありますように。偽りだけど優しい天国みたいな箱庭の生活に、徐々に不穏な影が…。
二人とも優しすぎるんだよ〜もう涙が止まらない。これ以上傷つけたくないゆえの優しくて辛い嘘が、分かっててもしんどかった〜！冷たいようでいて実は悠を実家から守りたかった人も優しい人で、周りが、実は形の違う優しさに包まれていたことも涙が止まらんかった〜！
波乱の展開も乗り越えて、二人でいることの尊さよ。エロ・描写少し。
鬼が慕うは祟り神 シリーズ 全３巻
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鬼が慕うは祟り神 全２巻 →双鬼が慕うは守り神
（灰崎めじろ 先生）2017→2019年、2022年
生きとし生けるもの全て大好きなまま祟り神になり、孤独に枯れた地で生きてきた優しすぎる神・しい様と、鬼と人間の子故に異形の姿を見世物として捕まっているのを助けられた椿丸。
孤独を知る者同士が出会い、二人でいる事を大切に大事にしていた。
人間の起こしたことによる祟りのせいで、怖がられ生き物に触れることすら許されなくなっても、人が好きで生き物を愛しているが、再び人間の弱さのせいで悲しい展開へと進んでしまう。
神様というのは「恵み」であり同時に「恐れ」もある事を、人間は事をしでかしてから知る。
もうめっちゃ泣けるんです！！そんなしい様の元に、無邪気な愛情を伝えまくる椿丸が来てくれて本当に良かった！！
２巻は、パワーアップしたラブラブでエッロエロな二人が拝めますが、最初はシリアスから入るのでまたタオルは必須。でも笑いもたくさん入るので幸せがいっぱい。
新登場の神様もその使い魔？もNEWフェイス達も皆可愛い。優しい人達が優しい世界に生きていて、大満足なお話し。
「双鬼が慕うは守り神」は、NEWフェイス達と神様のラブラブ話。これもまた糖度高めです💕
とにかくホホ様も双子ちゃんたちも可愛いんだ〜💕
それから新顔の破天荒な美しいミヅチ様と、やんちゃな俺様系の山神様も最高に萌えます✨
日の当たらない場所 全３巻
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（たつもとみお 先生）2016〜2017年
閉鎖的な島の社会から浮いた存在で、漁師の父親からも強い身体に生まれなかったことで辛く当たられて居場所が無かった事から島を出た寛也と、島でも噂の浮気者の父親とそんな父親の機嫌取りと従うだけしかしない母親へ嫌悪感だけがつのり、徐々に将来の道を閉ざされて島に残るしか無くなっていった拓斗。
それぞれがそれぞれの思いと過去を抱えて、立場は違えど孤独を抱える者同士が、学生の頃の秘めてた想いを再燃させつつ島の復興に協力しあう。
しかし、親だからといって許されない事もある事を知れ💢体が弱い事が、そんな非道な扱いを受ける理由にならないし、なんだかんだ母親もしっかりと助けなかったことは事実。ちょっとそこはモヤる。許されない。
色々な差別・偏見に勇気を持って向き合い、理解へと導く話。二人の切ない恋愛も、温かく応援したくなる。
重いテーマとストーリーだが、4コマはちょっと息抜き。エロ度高め・描写多い。
志水ゆき全集LOVE MODE 全１１巻
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（志水ゆき 先生）2009～2010年
他作品から読んだ者としては、絵柄が全然違うので時代を感じる（開始時は1999年だそうです）ｗ
１カップルめの和泉くんは、あんなに優しくて良い人・高宮に対する態度が人としてどうだろうとか…。和泉くんに対する感情移入が私は出来なかった〜。
比べて２カップルめの、苦労人の直也くんには限りない愛情が！怜二と幸せになって！
どうしても幸せになって欲しいPart２は、３カップルめの薄幸の美人いずみさん！嵐くんは大丈夫だよ！
４カップルめは、中々全貌が知れない葵一さんと護衛兼世話人の話。
５カップルめは、大物女優の隠し子の恋のお話。これは泣く！泣かないわけない。
６カップルめは、有名外国人モデルと日本美人のケンカップル。
7カップルめは、過去に淡い実らぬ恋をした過去を持つ渋いイケメンホストと、初めて自ら欲しいと望み努力をしたヒモ男。
９巻からやっと蒼江家の闇が分かる過去編が展開されると、いかに蒼江兄弟の今が幸せで平和かがわかる。
最終話（絵の変化がスゴイw皆様別人）は、高宮と怜二の出会いと、大事な人との幸せだった時間の美しく切ない話。これも涙なくして語れない…！
本当に名作です！！エロ・描写あり。
つむぎくんのさきっぽ →〜二人だけの温泉旅行〜
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（暮田マキネ 先生）2020〜2021年
一言で言えば、身分違いのこじらせ恋愛もの。
同い年の護衛係の双子を従えている学園の創始者一族の優秀な御曹司・煌ちゃん×天涯孤独で使用人である同い年の幼馴染みのつむぎくん。
由緒正しい家系の護衛係である双子が、つむぎくんに甘すぎるくらい甘くて、めちゃくちゃ良い。
過去の回想シーンの皆のお子様バージョンがっ！！ありえんくらい可愛い。
他人への甘え方や、温かさ・優しさを知らず孤独に育ってきた幼い御曹司が、唯一人のぬくもりと無償の愛を与えてくれた人間に固執するのは致し方ないところ。
一番欲しいものを手に入れる、一番簡単な言葉を教えられずに育ってしまった悲しさが心を抉る。
成長しても最悪な実の両親や他人を蹴落とすことしか考えない身内の中、いつまで経っても孤独のままで欲しがり方を知らない煌ちゃん。
子供は惜しみない愛情を注がれることで愛情を返す術を学び、必要とし必要とされ、成長に必要な色々なものが育っていくのだと思います。
つむぎくんと煌ちゃんの、表に出せないお互いを思い合う悲痛な心の叫びが切なくて泣ける。
だが二人の最後までちゃんと見て欲しい！オススメするのハッピーエンドマニアの私ですから！幸せな未来へとつながるラブストーリーの序章ですから！おおいに泣きますけどね！
エロ・描写ラストにあり。
作者様たちの他の作品が気になりましたら、下記公式サイトで検索してみてくださいね❕
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